咽頭形成術の日

【むーくんの経緯】

1700ｇ台の低出生体重で生まれる。呼吸苦が続くため検査したところ、心臓の血管が気管に巻きつく「血管輪」による気管の狭窄が判明。生後２３日目に血管輪除去手術。気管軟化症が残り、抜管が出来ずに福岡市立こども病院→兵庫県立こども病院に転院。縦隔炎を経て生後半年で気管切開手術。８か月半の入院生活を終えて自宅での生活がスタートしました！

とうとう手術の日がやってきました。

10時半頃呼ばれる予定が

1時間ほど押しました。

5歳になったばかりのむーくんは

「ご飯が食べられない」ことを受け入れ、

文句も言わず、なんとか耐えていました。

手術室までみんなで向かいます。

手術室前で分離する時、

むーくんの目に涙がたまっていました。

いつもの「検査入院」では

ニッコリ笑って手を振って入っていくくらいの

余裕を見せていたのに…

今回は術後の管理がちょっと大変そうなこと、

しばらくお口からご飯が

食べられないこと、

術後は声を出せないことなどを

ざっくりと説明していたので、

検査入院とは訳が違うことを

彼なりに感じていたのでしょう涙

「ネンネしてる間に終わるからねー」

「後で会おうねー」

そんな言葉をかけながら

手術室の扉が閉まるまで見送りました。

こっちも泣きそう。

手術の時間としては、

麻酔の時間、肋軟骨を取り出して

傷口を閉じる時間、

軟骨をトリミング（むーくんの声帯に

ぴったり合うように整形）する時間、

声帯後部を切開して軟骨を埋め込む時間、

などを合わせると、

５時間くらいかなー、と言われていました。

夫と２人、手術の待合室に入り、

本を読むなどしながら

手術が終わるのを待ったのでした。